iFreeNEXTベトナム株インデックスの口コミと特徴を徹底調査してみた!!
ベトナム株投資をスタートしたい人 「ベトナム株の投資信託を買ってみたいけど、どこも手数料が高いのがネック。おすすめの低コストなベトナム🇻🇳投信があればおしえて!!」
こんな疑問に答えます。(記事更新日:2024年11月5日)
ベトナム株🇻🇳へ少額から気軽に投資を始められる投資信託があれば買ってみたいと思ったことはありませんか?
そんなあなたが注目したいのが2024年6月末から運用開始した国内初のベトナム株インデックスファンド「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」💹
今まで日本の証券が扱うベトナム株の投資信託はすべてアクティブファンドで信託報酬が高めでしたが、「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は信託報酬0.781%と米国株のファンドと比べてもコスト面で遜色なく、選択肢に入るファンドに。
まずはこのファンドが具体的にどんな商品なのか理解しておき、成長著しいベトナムへ投資を始めましょう!!
この記事を読むと、
- 「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」の特徴や構成銘柄
- 「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」の口コミ、評判
- 「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」と合わせて比較したい投資信託
- 「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」が買える証券会社
がわかります!!
iFreeNEXTベトナム株インデックスの概要【国内初のベトナム株インデックスファンド】
ファンド名 | iFreeNEXT ベトナム株インデックス |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
設定日 | 2024年6月28日 |
信託報酬 | 年率0.781%(税込み) |
新NISAでの取引 | 新NISA成長投資枠の対象 |
取り扱い販売会社 | SBI証券/楽天証券/マネックス証券 |
ファンドの公式ページ | https://www.daiwa-am.co.jp/special/vietnam/ |
「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は2024年6月28日に運用がスタートした国内初のベトナム株インデックスファンド。
ベトナム株の投資信託では信託報酬が0.9899%のアクティブファンド「イーストスプリングベトナム株式ファンド」が最も低コストなベトナム株ファンドでしたが、それ以上に低コスト、信託報酬が0.781%のベトナム株ファンドが新しく出てきました。
iFreeNEXT ベトナム株インデックス | 0.781% |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 0.7755% |
Facebook(メタ)、Amazon、Netflix、Googleといった米国の大型テック株10銘柄へ一括投資ができる「FANG+」と呼ばれる投資信託の信託報酬が0.7755%。
つまり、「FANG+」とほぼ同等のコストでベトナムの主要企業へ一括投資ができるインデックスファンドというとよりイメージがしやすいかと。
これまでベトナム株への投資に興味はあったものの手数料などでハードルを感じていた日本国内の投資家にとって一番有力な投資の選択肢になりそうです!!
✅次の見出しからはiFreeNEXT ベトナム株インデックスの特徴を解説。
iFreeNEXTベトナム株インデックスの特徴
運用会社の公式サイトにある「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は以下のように説明されてます。
VN100指数(配当込み、円ベース)に連動する投資成果を目指す、国内初のインデックスファンドです。ベトナムは、新興国の中でも相対的に高い経済成長を続けていることに加え、地理的優位性により中国に替わる新たな製造拠点として世界的に企業から注目を集めています。(引用元:大和アセットマネジメント)
ベトナム株になじみのない方にとって「VN100指数」って言われてもピンと来ないですよね。
VN100指数は平たく言うと、ベトナム株式市場に上場する400以上ある上場株のなかで時価総額や流動性の高い上位100銘柄を対象とした指数。
「VNインデックス」と「VN100」2つの指数を比較
ちなみにベトナム株では「VNインデックス」と呼ばれる指数の変化が日々最も注目されています。
VNインデックスとVN100の2つの指数のちがいを以下の表に示しています。
VN100 | VN インデックス | |
銘柄数 | 100銘柄 | 395銘柄 |
構成 | VN30+VN Midcap70銘柄 | ホーチミン証取に上場するすべての銘柄 |
時価総額 | 1万7920億ドル | 2万210億ドル |
(※2023年1月時点のデータ。参照元の記事:Zalo Pay Blog)
ざっくり言うとVNインデックスはベトナム株式の中で大型株を取り扱うホーチミン証券取引所に上場するすべての銘柄をベンチマークとしているのに対し、VN100はトップ100銘柄をベンチマークにしています。
VN100指数の推移【直近5年】
(チャート出所:Trading View)
上記チャートは直近5年のVN100指数の推移です。
ご覧のようにここ5年のベトナム株式市場は株価が激しく上下に動いてきました。
チャートをみてもわかりますが、2019年からベトナム株投資を始めた筆者がここ5年の相場を要約するなら
- 2020年3月:コロナショックで株価が急落
- 2021年〜22年上期:ベトナム国内で投資ブーム、投資人口が急増し相場が熱狂、史上最高値を記録
- 22年上期以降:不動産市場の急激な冷え込みにより株式相場も急落
- 23年半ば以降〜:相場が徐々に回復。
という感じです。
もちろん、個別銘柄をみていくと全体の相場の影響をあまり受けずに株価が右肩上がりに上昇している銘柄もありますが、ベトナム株式市場は市場が熱狂してるときになんとなく個別株を買ってみる👉結果、大きな含み損を抱えてしまう方も少なくありません。
📖筆者が2024年11月時点でチャンスを見出しているベトナム株の個別銘柄については以下noteで徹底解説しています。 ※有料なので本当に興味のある方だけ無料部分をご覧頂ければ 【バリュー株】 >>【ベトナム株】VN30銘柄で損失リスクが低く手堅く株価上昇が見込める可能性が高いたったひとつの銘柄を徹底解説 【高配当株】 >>【ベトナム株】市場の暴落時も株価安定+配当利回り8%超えの実績を持ち今後も有望なたったひとつの銘柄を徹底解説
そうした意味でも、インデックスファンドを毎月積み立てていくのがベトナム経済の中長期の成長の恩恵をうけられる投資のやり方かなと思います。
【11月最新】運用開始〜10月下旬までの基準価額の推移
「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は2024年6月27日に基準価額1万円から運用をスタートしています。
それから約4ヶ月が経過した10月31日の基準価額は9,498円。
運用開始後、8月上旬の日本株の歴史的な大暴落の際にベトナム株市場も下げていますが、その後は徐々に回復してきています。
一方、運用スタートから約4ヶ月で純資産総額が20億円を突破。このファンドが一定の人気を得て、ベトナム株投資の選択肢として広がっていることがわかりますね!!
ベトナム🇻🇳の経済や株式市場の成長は今後、数十年にわたり続くと期待、予想されています。
短期的な値動きには過度に反応せず、コツコツ積み立てで投資していくのがリスクを抑えて長期的な成長の恩恵を受けていく投資のやり方かなと筆者は考えています。
✅次の見出しからは「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」の組入上位の銘柄についてカンタンに紹介していきます。
iFreeNEXTベトナム株インデックスで組入比率が高い上位3銘柄【※公式サイト上は未発表なため現地証券の類似ETFから推測】
「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は運用開始したばかりの投資信託ということもあり、運用会社の「公式ページ」や「目論見書」をみてもファンドの具体的な構成銘柄に関する情報は載っていませんでした。(※2024年6月末時点)
ただ、先述したVN100指数をベンチマークとした投資商品はベトナム現地の証券会社がすでにETF(上場投資信託)として運用しています。それが「FUEVN100」です。
(画像と下記データの出所:ベトナム金融情報サイトVietstock)
そこで「FUEVN100」の構成上位銘柄を確認してみました。
「FUEVN100」の組入率が高い上位3銘柄は以下。(※組入率は2024年6/27時点のデータ)
- IT大手FPT:7.54%
- 商業銀行テクコムバンク:5.77%
- 鉄鋼大手HPG:5.13%
この3銘柄で全体の2割弱を占めています。
どんな企業なのか、それぞれカンタンに紹介。
IT大手FPT
ベトナムIT最大手。ソフトウェアアウトソーシングやオフショア開発が主力事業。
その他にもIoT/DX/クラウド/ブロックチェーン等のIT関連事業を展開。
外国人の個人投資家が個別株で買うのが難しい銘柄=外国人枠に空きのない状況が多い人気の企業です。
✅ベトナム株で外国人が個別銘柄を買うまえに知っておきたい外国人枠については以下の別記事で解説しています >>【ベトナム株】FPTが買えないワケは外国人枠に。確認方法を解説
大手民間銀行のテクコムバンク(TCB)
テクコムバンクはベトナムの大手銀行。ベトナム国内で有数の民間商業銀行です。
ベトナム全土に300以上の支店、ATMを保有。1993年に設立、2018年にホーチミン証券取引所へ上場。
ベトナム国内で
- 食品大手:マサングループ
- 国営航空会社:ベトナム航空
- ベトナム最大のコングロマリット:ビングループ
といった大口の法人顧客との関係が強く、そうした法人を通じて個人ユーザーも増やしています。
また、住宅ローン、住宅購入向けの融資事業に強みを持っています。
鉄鋼大手ホアファット(HPG)
ホアファットグループ(HPG)はベトナム最大手で東南アジア最大の鉄鋼会社です。
建設用鋼材や鋼板、鋼管の生産販売が主力事業。
鉄鋼生産のほか、ここ数年は事業の多角化に注力しており家具の生産販売やエアコンや浄水器、空気清浄機などの家電製品の販売も手がけています。
世界的な鉄鋼需要の高まりと共に中長期での事業成長が期待される企業です。
iFreeNEXTベトナム株インデックスの口コミ、評判
(口コミの出所:Yahooファイナンス)
運用開始してから3ヶ月が経ち、Yahooファイナンスの掲示板では
- ベトナム経済の成長に期待して毎月コツコツ積立をしている
- インドに全力投資はリスク高いのでベトナムにも
といった口コミが出てきていました。
iFreeNEXTベトナム株インデックスと比較検討したい投資の選択肢
iFreeNEXTベトナム株インデックスと比較検討したいベトナム株投資の選択肢として以下2つが挙げられます。
- 米国上場のベトナム株ETF「VNM」
- 2022年に運用スタートしたアクティブファンド「イーストスプリングベトナム株式ファンド」
iFreeNEXTベトナム株インデックスは国内初のベトナム株インデックスファンドであることを売りにしていますが、米国上場のベトナム株ETF「VNM」も実は以前から日本の証券会社からベトナム株のインデックス投資ができる選択肢として存在しています。
ベトナム株ETF「VNM」はETF(上場投資信託)なので個別株と同じように売買できます。2024年9月末時点で1株が約12.6ドル。ざっくり2000円あれば1株買えます。
ただ、投資信託とはちがい、100円から積み立てといったことはできません。
✅ベトナム株ETF「VNM」については別記事でくわしく解説しています >>おすすめのベトナム株ETF「VNM」を徹底解説
また、ベトナム株の投資信託ではひと足早く2022年に運用をスタートしているアクティブ投信の「イーストスプリングベトナム株式ファンド」も信託報酬が1%以下ですでに2年間の実績もあるので投資信託を買いたいのであればこちらも比較検討したい投資信託です。
✅通称プラスαベトナム「イーストスプリングベトナム株式ファンド」については別記事で解説しています >>イーストスプリングベトナム株式ファンドの評判と魅力を徹底解説
iFreeNEXTベトナム株インデックスが買える証券会社
紹介してきた
- 2024年6月末に新登場した国内初のベトナム株インデックスファンド「iFreeNEXTベトナム株インデックス」
- アクティブファンドで低コストなベトナム投信「イーストスプリングベトナム株式ファンド」
- 米国上場のベトナム株ETF「VNM」
がいずれも買える証券会社は「マネックス証券」です。
また、3つとも2024年から開始した新NISAの成長投資枠での取引もできます。
「iFreeNEXTベトナム株インデックス」&「米国上場ETF【VNM】」が買える「マネックス証券」の口座開設は【最短5分】オンラインで完結
✅ オンラインで手続きが完結し最短で翌日から取引できるマネックス証券の始め方は以下の記事で解説しています>>マネックス証券の口座開設手順
まとめ:iFreeNEXTベトナム株インデックスはベトナム株初心者向け!!
国内初のベトナム株インデックスファンド「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」について解説しました。
6月末に運用をスタートしたばかりのファンドでまだ情報が少ないところもありますが、これまで以上に低コストなベトナム株の投資信託なので、日本の投資家からベトナム株市場への投資が増えそうです。
そして、VN100指数=ベトナムを代表する100社へ投資していくファンドなのでベトナム経済の長期的な成長とともに伸びていくファンドかなと。
また、今まで出ていたベトナム株の投資信託はアクティブファンドのみでしたが「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」はインデックスファンドなので、
- 毎月の積み立ては「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」
- 投資したい銘柄があれば個別株へ投資
というスタイルでベトナム株投資をやっていくのがよいやり方かもですね。
✅【最後に】記事の感想などをひとことツイート頂けるとブログを続ける励みになります。こちらからサクッとできます>>感想をツイート
最後までお読み頂きありがとうございました。ではでは!
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