【フロンティア市場ETFのFMが上場廃止に】代わりの選択肢はこれ!!
フロンティア市場ETF「FM」の代わりの投資先を探している人 「上場廃止になったETFのFMの代わりの投資先としておすすめの投資信託やETFをおしえて!!」
こんな疑問に答えます。(記事更新日:2025年1月10日)
これまで成長著しい地域にサクッと投資できたフロンティア市場ETF「FM」が上場廃止となったことに困惑していませんか?
突然、上場廃止となると投資資金をどうしよう…ってなりますよね。
そこで、本記事ではフロンティア市場ETFのFMで組入割合が高かったベトナム🇻🇳の株式やその他に経済発展を続ける地域にまるっと投資できる投資信託やETFを3つ紹介。
あなたも2025年の最新情報を把握しておき、FMの代わりとなる投資先をみつけましょう。
投資のポートフォリオ💹に発展が続く地域を組み入れておくと、なんかワクワクしますよね!!
この記事を読むと、
- 上場廃止となったフロンティア市場ETF「FM」はどんなETFだったのか。
- 「FM」の代わりに投資を検討したい投資信託やETF3選
がわかります!!
【2025年最新】フロンティア市場ETF「FM」が上場廃止に
これまで「フロンティア市場」と呼ばれる、今後も経済発展が見込まれるベトナム🇻🇳やフィリピン🇵🇭などのアセアン諸国やエジプト🇪🇬、カザフスタン🇰🇿といったアフリカや中東諸国に数千円からまるっと投資できるETFとして有名だったのが
- 「iシェアーズ フロンティア&セレクト EM ETF(銘柄コード: FM)」
通称、フロンティア市場ETFの「FM」です。
このETFを発行していた資産運用会社「ブラックロック」は2024年6月に今年3月をもって上場廃止および償還をすることを発表していました。
ただ、当初の予定より早く
- 最終取引日:2025年1月6日
- 償還日:2025年1月9日
となりすでに上場廃止、そして投資家へ資金を返済しています。
(画像の出所:ブラックロック公式)
資産運用会社「ブラックロック」公式サイトにある、クローズドファンドの一覧表にもFMが掲載↑↑されていました。
✅上場廃止となったFMの代わりにフロンティア市場に投資できる選択肢を紹介する前に、FMがどんなETFだったのかを次のチャプターでざっくり紹介
「FM」はベトナム株の組入率が高かったETF
先述の通りFMはフロンティア市場にまるっと投資できるETFとして知られていました。
ただ、より細かくみてみるとFMはベトナム株式の組入率が高かったため、間接的にベトナム株式市場へ投資できる選択肢として活用されてきました。
上場廃止前のFMの構成国を表した下記の円グラフをご覧ください。
ご覧のようにFMの構成国の約3割はベトナム株式でした。
FMはフロンティア市場の株式時価総額の上位100銘柄へ投資していましたが、3割以上はベトナムの大型株が組入られていました。
そして、
- 米国上場のETFで1株=少額から買えて投資のハードルが低かった
- 2024年半ばまでベトナム株に投資できる投資信託やETFより手数料、経費率が低かった
- 定期的に配当が出ていた
といった理由、優位性を持っていたのでFMが投資先として選ばれてきました。
✅上場廃止となったFMが組入していた個別銘柄などは以下の別記事で解説しています >>フロンティアマーケットへ投資できるおすすめETF 「FM」を徹底解説【数千円で買える】
「FM」の代わりに投資を検討したいETFと投資信託3選
ここからは筆者が考える、上場廃止となったフロンティア市場ETF「FM」の代わりに投資の選択肢となり得るETF、投資信託を紹介します。
以下3つの投資信託、ETFが上場廃止となったFMの代わりに投資の選択肢になり得ます。
- 【ベトナム株インデックスファンド】「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」
- 【ベトナム株ETF】「VNM」
- 【発展途上国に幅広く投資できる】「EXE-iグローバルサウス株式ファンド」
それぞれ順に解説します。
選択肢①:【国内初のベトナム株インデックスファンド】「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」
「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」は2024年6月末から運用が始まった国内初のベトナム株インデックスファンド。
このファンドが出るまで、ベトナム株の投資信託はアクティブファンドしか選択肢がありませんでした。
アクティブファンドは投資にかかるコスト、信託報酬も2%前後のものが多かったため、積み立て投資の選択肢にはなりづらかったですが、このファンドは信託報酬が0.781%。ベトナム株への投資にかかるコストとしては最も低コストな投信。
新NISA成長投資枠にも対応。ポートフォリオの一部にベトナムの株式を組み入れたい方ならこのファンドが現状ではベストな選択肢かと思ってます。(※2025年1月時点)
✅「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」の詳細や組入銘柄、買える証券会社などは以下の別記事で解説しています >>iFreeNEXTベトナム株インデックスの口コミと特徴を徹底調査してみた!!
選択肢②:【ベトナム株ETF】「VNM」(ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF)
2つ目の選択肢はベトナム株ETF「VNM」(ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF)
VNMは米国市場に上場しているので、米国株を買うのと同様に1株単位で売買が可能です。
2025年1月上旬時点の株価は1株11ドル前後、日本円でざっくり2000円あれば1株買えます。
続いて以下の比較表をご覧ください。
1つ目に紹介した投資信託の「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」との違いとしては、VNMのほうが投資にかかるコストがやや低い+組入銘柄数が絞られてるのが特徴。
またETFなので個別株と同様、いつでも売買できるのもメリット。
ただ筆者は長期的に積み立て投資をするならば、より幅広い銘柄に投資できる「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」を選ぶ方がベトナムの経済成長の恩恵を受けられやすいのではと考えています。
✅️米国上場ベトナム株ETF「VNM」の詳細は以下の別記事で解説しています >>おすすめのベトナム株ETF「VNM」を徹底解説
選択肢③:【成長国に幅広く分散投資できる】「EXE-iグローバルサウス株式ファンド」
3つ目の選択肢は2023年10月から運用開始していてグローバルサウスと呼ばれる、新興国の幅広く分散投資ができる投資信託の「EXE-iグローバルサウス株式ファンド」です。
具体的な投資対象の国は以下のグラフを参照(グラフ出所:日経新聞)
組入率が高いのがインド🇮🇳で約4分の1を占めています。
続いてブラジル・メキシコ・サウジアラビア・インドネシア・南アフリカ・タイと続きます。
これからまだまだ経済発展が続くであろうインドやアフリカ、中東、東南アジアの国々に幅広く分散投資ができるので、これまでフロンティア市場ETFのFMに投資していた方が代わりに幅広い地域の成長国へ投資できるファンドを探しているなら検討する価値はあるかと。
信託報酬は0.582%。新NISA成長投資枠に対応。
この投信のデメリットは大手ネット証券だとSBI証券のみの取り扱い。楽天証券やマネックスでは買えません。(25年1月時点)
その他の詳細は以下のSBI証券の詳細ページから参照可>>SBI-EXE-i グローバルサウス株式ファンド
✅️また、株式市場としての分類でフロンティア市場のワンランク上の新興国市場へ投資するなら新興国株ETF「VWO」も選択肢に。くわしくは別記事で解説してます>>【新興国株ETF】VWOは買うべきか?
【早ければ2025年にも】ベトナム株式市場に控えるビッグイベント
このブログを運営する「ひでさわ」は2017年からベトナム・ホーチミン🇻🇳で生活やビジネスをやっていることもあり、毎年、日本にいては肌で実感できなかった経済発展を実感しています。
そして、ベトナムの株式市場は近い将来、早ければ2025年の後半にも起こり得る大きなビッグイベントを控えています。それが株式市場のランクが現状の「フロンティア」から「新興国」への格上げです!!
筆者が独自に作成した下記の図をご覧ください。
世界各国の株式市場の指数を算出しているMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が世界各国の株式市場のランクを出しているのですが、2025年1月時点でベトナムは「フロンティア」に分類されています。
フロンティア市場は、発展途上国の中で金融市場が存在しているものの流動性が低いマーケットという定義。
【ベトナム🇻🇳株式市場、2025年に「フロンティア」から「新興国」へ昇格となれば海外から巨額資金が株式市場に流入し投資アクセスも改善へ】
ベトナム株の近未来の一大イベントを解説(ブクマ推奨)… pic.twitter.com/TI0qpRgGxl
— ひでさわ | ベトナム経済&株式 (@hidesawa0902) February 29, 2024
上記の長文ツイートでも解説していますが、ベトナム政府は外国人投資家がより投資しやすい環境を作り出そうと様々な改革を進めています。
ベトナム株式市場の目標として
- 株式市場全体の時価総額を2030年までにGDPの120%相当とすること
- 「フロンティア市場」から「新興国市場」への格上げを目指す
ことを掲げているのが現状。
そして、「新興国市場」への格上げが実現すれば、
- 海外ファンドから巨額資金が流入しベトナム株式市場の底上げ、株価上昇、流動性の高まり
が予測されています。
2025年の早いうちから先述したベトナム株式に幅広く投資できる投資信託やETFに積み立てを始めておけば、この格上げの恩恵を受けられはずと筆者は考えています。
まとめ:上場廃止になったフロンティア市場ETF「FM」の代わりにベトナム株式市場に幅広く投資できる投資信託、ETFに目を向けてみては!!
2025年1月に突如、上場廃止となったフロンティア市場ETF「FM」がどんな投資商品だったのかと、代わりに投資の選択肢になり得るベトナムや新興国地域に幅広く投資できる投資信託、ETFを3つ紹介しました。
本記事が「FM」の代わりに投資先を探している方の参考となれば幸いです。
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